FuturumDiary

大好きな絵本たち

すきになったら(ヒグチユウコ)

 絵本はやはり美しい絵であることが大切なんだなと強く思った作品。図書館でこの本の表紙を見た瞬間に「あ、コレだ!」と思った。ピンときた。たまらなく好きだと感じた。どうしてもこれは手に入れなければならない本だと思った。

 繊細に描かれた髪の毛や花々、柔らかくふわふわしたフリルの袖、まあるく膨らんだスカート、何かを強く訴えかけてくる大きな瞳。ああ、こんな素敵な絵が描けたらどんなにか楽しいだろう。表紙の女の子に惹き付けられた私は、迷わずこの本を手に取った。

 自宅に持ち帰り、わくわくしながらページをめくる。短い短い文章。読み進めていくにつれ、私はとても驚いた。自分の気持ちをそのまま違うこと無く代弁してくれていたから。私が伝えたかったことは、こういう言葉なんだ。シンプルで美しく、ストレートに心に届く、愛の言葉たち。

 そして言葉に沿う素晴らしい絵の数々。緻密で丁寧に描かれた絵は、私の心を鷲掴みにした。

 人を好きになることの幸せ。どこまでも素直で真っ直ぐな言葉の数々。私もこんなに美しい言葉で愛を語りたいと思った。

 著者の他の作品もぜひ読みたいと思わせてくれるような素敵な絵本。何度も読み返しては感嘆のため息をつく。

 いい絵本に巡り会えたことを幸せに思った一冊。早い内に我が家の本棚に迎えよう。