FuturumDiary

大好きな絵本たち

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絵本のことだけじゃなく、色んなことを書いて行こうと思う。

ゆっくりゆっくり、想いを綴っていくね。

つきのぼうや

 

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(イブ・スパング・オルセン さく・え/やまのうち きよこ やく)

私が幼い頃からずっと愛読している絵本。この珍しいサイズの細長い絵本は私の心の奥でぴかぴかと光っている。

つきのぼうやはおしゃれな風貌、そしておつきさまはちょっとごつい感じのおじさん。
表情豊かな人や動物たち。魅力的な絵がつきのぼうやの冒険に私をいざなってくれる。
あらすじは色んなところに書いてあるので割愛。

表紙からまず素敵。綺麗な水色の空に光るおつきさま。まっかなシャツを着たおしゃれなつきのぼうや。かわいいつきのかごは自分で編んだのかしら。こんなかご、私も欲しい。あんまり素敵だからいつも棚に飾ってあるよ。

そして私がとても好きなシーン。

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ねえ、つきのぼうや、私にもつきのかけらをふりかけてよ。私の髪がいつまでもつやつや輝くように。この女の子は幸せね。羨ましいわ。

素敵なシーンはたくさんあるけれど、やっぱりつきのぼうやがおつきさまのおともだちを発見したシーンはかわいらしい。なんて素敵なおともだちだろう。ね、つきのぼうや。

おつきさまのご満悦な顔も何とも言えず微笑ましくて。何度も何度も読み返した。大人になってからもぱらぱらぱらとめくっては、にっこり。

きっと永遠に読み継がれる絵本だね。また手に取ろう。

 

 

 

どうする どうする あなのなか

きむらゆういち文 高畠純絵)

 

とても愉快なお話。くすくす笑いながら読んだ。

深い深い穴に落ちたやまねこ夫婦とねずみ兄弟のお話。

みんなで穴に落ちたけれど、さてどうやって出ようか、と、やまねこ夫婦とねずみたちがあれこれ思案する。

ねずみを食べたいやまねこたちと、やまねこに食べられたくないねずみたち。

さあ、どうするのが一番いいのかな。

そうこうするうち雨が降って来たけれど、さてさてどうなることでしょう。

 

最後までわくわくしながら読める絵本。

読む親も子供もきっと一緒になって楽しめる。

そして高畠純の絵がとてもお話に合っていて、文章と相まって面白さが増している。

この絵があってこその文章かな、という感じ。

きっと子供は何度も何度も読んでとせがむんじゃないかな。

私もきっと子供に何度も何度も読んで聞かせて親子で笑い合いたいな。

 

またくすりと笑いたくなったら一人でも読もうかな、と思う絵本でした。

 

 

そして、きむらゆういちはあの有名な「あらしのよるに」の作者なわけだけれど、

私はあの絵本が苦手だ。「あらしのよるに」まではまあ面白く読めるのだが、続きがどうしても好きになれない。

私は友情が云々の話はあまり好きじゃないらしい。

同じ作者の絵本でも、好きだったり嫌いだったり、私の好みはうるさいな、と感じた一冊だった。

 

嫌いだと思っていた作家の本でも食わず嫌いせずに色々読んでみたいなと思わせてくれる絵本でした

ぜつぼうの濁点

原田宗典 作/柚木沙耶郎 絵

 

イデアという点ではとても面白いと思った。文章が硬いのも雰囲気に合ってると思う。少し話の流れが気に食わない所はあったけれど、おおむねまあまあといったところ。

少々子供にとっては難しい単語が出てくるので、小さな子供にはお勧めできないな。逆に文字を習い始めたばかりの子供に読んであげると面白がるかと思う。

濁点の卑屈さにあまり好感が持てないのだが、それがこの絵本の価値を決めてしまっている感がある。

人によってはもちろん面白いと気に入るかもしれないが、おそらく私はもう手に取ることは無いと思う絵本だった。f:id:keifuturum:20170421135349j:image

たいようオルガン(荒井良二)

荒井良二の絵本初体験。

色使いが本当に私好みで引き寄せられるように手に取った絵本。表紙のそこぬけに明るい色彩、子供が描いたかのようなゾウバスの絵。そして愛おしくなるような独特な文字。

出てくるキャラクターの可愛さについ微笑んでしまうようなそんな絵本。

絵はとても大胆でなおかつ細かくて不思議な印象だ。ゾウバスの道程に沿って私も旅が出来てとっても楽しい。大人の私が楽しいのだから、子供はなおさらだろう。ぜひ子供と一緒にあれこれ言いながらこの絵本の中を散策してほしい。

絵の美しさや言葉の美しさに触れて、このたいようオルガンの鳴り響く世界に没頭する。大人は童心に帰れる素敵な絵本だった。また読もう。

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さようなら 谷川俊太郎

さようなら   谷川俊太郎
 
ぼくもういかなきゃなんない
すぐいかなきゃなんない
どこへいくのかわからないけど
さくらなみきのしたをとおって
おおどおりをしんごうでわたって
いつもながめてるやまをめじるしに
ひとりでいかなきゃなんない
どうしてなのかしらないけど
おかあさんごめんなさい
おとうさんにやさしくしてあげて
ぼくすききらいいわずになんでもたべる
ほんもいまよりたくさんよむとおもう
よるになったらほしをみる
ひるはいろんなひととはなしをする
そしてきっといちばんすきなものをみつける
みつけたらたいせつにしてしぬまでいきる
だからとおくにいてもさびしくないよ
ぼくもういかなきゃなんない

すきになったら(ヒグチユウコ)

 絵本はやはり美しい絵であることが大切なんだなと強く思った作品。図書館でこの本の表紙を見た瞬間に「あ、コレだ!」と思った。ピンときた。たまらなく好きだと感じた。どうしてもこれは手に入れなければならない本だと思った。

 繊細に描かれた髪の毛や花々、柔らかくふわふわしたフリルの袖、まあるく膨らんだスカート、何かを強く訴えかけてくる大きな瞳。ああ、こんな素敵な絵が描けたらどんなにか楽しいだろう。表紙の女の子に惹き付けられた私は、迷わずこの本を手に取った。

 自宅に持ち帰り、わくわくしながらページをめくる。短い短い文章。読み進めていくにつれ、私はとても驚いた。自分の気持ちをそのまま違うこと無く代弁してくれていたから。私が伝えたかったことは、こういう言葉なんだ。シンプルで美しく、ストレートに心に届く、愛の言葉たち。

 そして言葉に沿う素晴らしい絵の数々。緻密で丁寧に描かれた絵は、私の心を鷲掴みにした。

 人を好きになることの幸せ。どこまでも素直で真っ直ぐな言葉の数々。私もこんなに美しい言葉で愛を語りたいと思った。

 著者の他の作品もぜひ読みたいと思わせてくれるような素敵な絵本。何度も読み返しては感嘆のため息をつく。

 いい絵本に巡り会えたことを幸せに思った一冊。早い内に我が家の本棚に迎えよう。